奥州鉄人物語

DL全通40周年号

上り列車

只見線全線開通40周年
記念のイベント列車
2011年7月23〜24日

1926年10月15日に会津若松と会津坂下間(21.6Km)開業に始まる只見線の歴史で、1971年8月29日に一部開業以後の45年後に全線開通となった。

1971年8月29日の小出駅では、当時通産大臣であった田中角栄氏をはじめとした国鉄総裁などの臨席のもとに華々しい開業式が行われた。

以後多難な状況を克服して、全線開通後40周年の2011年8月29日を記念して7月23・24日に、DL全通40周年号が運転された。

皮肉なことに、7月28〜30日の新潟県・福島県の記録的豪雨により、只見川流域での甚大な被害が発生して、只見線での
数基の鉄橋流失が発生してしまい長期間の不通路線となってしまった。

全通40年目に只見線最大の危機が発生して、今後の路線存亡の危機となってしまった。
何とか再復旧されることを願うだけである。

DL全通40周年号


Topics : 只見線全線開通40周年号上り列車




最新集録ビデオタイトル: 「DL全通40周年号」






集録紀行概要:2011年7月23日(上り列車集録)


  
2011年7月23〜24日に只見線全線開通40周年を記念して、DLが旧型客車3両を牽引してDL全通40周年号と称して走りました。
そこで23日に日帰り集録を行う事にして、先ずは磐越西線三川駅〜津川駅間の小花地地区で久しぶりに貴婦人の集録を行い、
その後に只見駅で出発待機中の列車をスナップ画像撮影を行いました。
只見駅には予想以上の撮影者がいましたが、やはりSL会津只見号運転時に比較すると少な目でした。
駅前では、乗客の皆さんが地元関係者の皆さんから心温まる歓迎をうけていました。
只見駅での撮影後に、上り列車のビデオ集録を行うために撮影場所を探索しながら、結果的に我が定番の第六鉄橋眺望地にて、
DL只見線全通40周年号上り列車の集録を行うことにしました。

1) 第一集録地 : 金山町本名地区(第六只見川鉄橋)
  
過去に行われたSL会津只見号運転を集録した時にはSL会津只見号下り列車の時でしたので、今回初めて上り列車を集録する事にしました。
本名ダム堰堤前に架かる第六只見川鉄橋を渡る列車の光景は、いつ見てもスケールの大きいパノラマビューで私の好きな光景です。
しかし、まさかの7月29〜30日にわたる新潟・福島の記録的な豪雨により、第七鉄橋同様に第六鉄橋も濁流により流失するとは驚愕するばかりです。
会津川口駅〜只見駅間の第七・第六・第五鉄橋に甚大な被害がでてしまい、今後会津川口駅〜大白川駅間の廃線とならぬことを願うのみです。
全線開業後の40年目の記念すべき年に、廃線の危機を迎えるとは絶句する思いで一杯です。



2) 第二集録地 : 三島町会津西方地区(第二只見川鉄橋)
  
第六鉄橋での集録後は、第二只見川鉄橋で集録を行う事にしました。
この第二鉄橋では20〜30名の同業者が集まり、DL牽引旅客列車の珍しい走行光景を集録していました。


只見線全線開通40周年の記念すべき年に、只見線の存亡にかかわる記録的な豪雨に見舞われるとは、絶句してしまう思いです!
今までの豪雪・大雨・地震などの障害を克服して存続していた只見線が、今回の記録的な豪雨での存亡の危機になるとは・・・!
早期の復旧を願うばかりです。
  


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